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平成25年度第3回見学会
トーカロ明石工場および溶射技術開発研究所

1112第3回見学会がトーカロ株式会社明石工場および溶射技術開発研究所様で実施されました。この見学会は広報委員会交流企画分科会の企画で、27名の参加者がありました。

 トーカロ株式会社様は1951年の設立で、1958年には溶射技術を導入され、以来、溶射技術をコアとして発展されています。また、溶射以外の皮膜形成技術も確立されると共に、2004年には薄膜技術を新たな領域に加えられて、名実ともに表面改質分野のトップメーカーとして、事業を拡大されています。


伊藤所長ご挨拶_1197

 当日は、はじめに会社の概要について、伊藤取締役溶射技術開発研究所長様と進(しん)明石工場長様からご紹介いただき、つづいて会社紹介のビデオを拝聴しました。

 その後、3つのグループに分かれて明石工場と溶射技術開発研究所を見学しました。よく知られている各種ロールへの加工では、大気プラズマ溶射や高速フレーム溶射の設備を見学させていただきました。また、ユーザーの様々な要求に対応できるように、線材を対象とした溶線式フレーム溶射設備や低温での溶射が可能な減圧溶射技術を利用した加工設備、最長4mの部材にDLC加工できる大型チャンバ設備も見学することができました。


会議室_1188

 さらに、会議室に戻ってからは、溶射技術開発研究所で取り組まれている新技術3件(SiC部材へのセラミックコーティング技術、半導体分野への溶射技術適用、DLC技術WIN KOTE)についてご紹介いただきました。

 


 盛りだくさんの内容で、充実した3時間の見学会となりました。また、見学させていただいた工場内の設備ごとに、参加された皆様から活発に質問が出され、高い関心を持って参加して下さったことを実感しました。参加された皆様にとって、今後の企業活動に有意義な見学会になったのであれば、幸いです。

 最後になりますが、工場見学や技術紹介でご親切に対応していただいた明石工場と溶射技術開発研究所の皆様、見学会開催までご尽力いただいた溶射技術開発研究所の武谷課長様、見学会にご参加いただいた皆様のご協力に、心より感謝いたします。また、これからもタイムリーで皆様の関心にそった見学会を企画したいと考えていますので、今後ともよろしくお願いいたします。



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