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JFCAの近況(20160601)

JFCAの近況(20160601)

今月、6月10日は時の記念日、この日にセイコー社は「ブラックセラミックス時計」
を発売する。セラミックスをはじめて時計に使用したのは、30年前の1986年のスイス
『ラドー』、2000年のフランス『シャネル』。セラミックスは、ステンレスと比較し
て耐傷性が高く、さびることもない、アレルギーとも無縁なため非の打ち所のない素
材。日本は工業用製品では世界トップを走りますが、技術と芸術のハイブリッドデザ
インは次のチャレンジです。

○5月に入りイベントや委員会が続いてスタートしています、5/20日の第一回見学会
は、筑波・NIMSの世界の研究者を集めるMANA( 国際ナノアーキテクト二クス拠
点)、5/27日の第1回イブニングセミナーは、大阪大学・菅沼先生を迎え、京都セラ
ミックフォーラムと京都市産業技術研究所との共催で京都で開催。京都の皆様へ感
謝。同じ5/27日の第1回革新製造プロセス研究会(自主研究会)は、METIで国プロを
推進する研究開発課から現状の国家プロジェクトについて受講。2年目を迎えた研究
会、国立研究所と一緒に年内の開花を目指します。皆様、複数の会員企業で関心テー
マがあれば、研究会を発足させるのも近道。→担当部長:古賀

○会員専用ページの海外情報欄では、力をつけているアジア企業の事業報告(日本
語)は大変有益です。また、薬の体内送達材料として研究が進むセラミック球を使っ
たドラッグデリバリー(DDS)レポートの要約(241頁)も大変興味あり。先般の米国
展示会出張時、米国企業でのDDS研究を問うと、大学の研究は盛んであるが企業各社
は沈黙(水面下)という回答。日本企業もおちおち出来ません。

○5/31日(火)、第30回JFCA通常総会がメルパルク東京で開催。室町会長(東芝)、
村田副会長(村田製作所)、大島副会長(日特)の出席の下で昨年度、今年度の事業
や収支予算を異議なく決議。会員の皆様に感
謝を申し上げます。その後の懇親会では、METI・製造産業局から粕谷局長、福島審議
官、大臣官房から谷技術総括審議官等、文部科学省から西條参事官等の御来賓を賜
り、大変盛況のうちに中締めとなりました。ありがとうございます。

あと2週間ほどで梅雨入りです。皆様、衛生面に気を付けて夏に向かいましょう。お
陰様でJFCAも会員企業80社となり、引き続き、三大材料のひとつセラミックスをリー
ドしていきます。





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