一般社団法人日本ファインセラミックス協会は、ファインセラミックスに関する情報の収集及び提供や研究を広く行い、産業の拡大発展のためにさまざまな活動を進めてまいります。

（NEDO先導研究）
　昨日、NEDOから平成29年度「エネルギー・環境新技術先導プログラム」の審査結果が発表、セラミックス関係では次の3つが採択（2年間、2億円）されました。おめでとうございます。
○従来とは異なる新原理を用いた未利用熱による発電技術テーマとして、「温度『変化』発電を利用した廃熱回生技 術の研究開発」（ダイハツ工業）
○プロトン導電性固体電解質を用いた水素製造デバイス又は発電デバイス開発テーマとして、「超高変換効率新規プロトン導電デバイスの開発」（産総研・中部センター）
〇外部からのアンモニア等の供給が不要で広く産業利用可能な燃焼由来NOx処理のための革新的触媒技術として、「精密制御技術を駆使した脱硝触媒の高度利用技術開発」（産総研＋JFCC）
　JFCA関係者によるセラミックス関係のNEDO先導研究は、昨年末に採択された「ナノクリスタルエンジニアリングによる材料・デバイス革新」（産総研、2016年～2018年）を加えれば4テーマとなります。今年度も、会員企業とともにJST（科学技術振興機構）、防衛省、AMED（日本医療研究開発機構）等の政府関係プロジェクトへの応募を計画しており、企業戦略とともにセラミックス全体の研究開発の底上げを支援していきます。御関心テーマがありましたら事務局へお問い合わせ下さい。

（総会）
　来月、5月30日（火）は、第31回総会を例年どおりメルパルク東京で開催します。現在、会員企業への招待状を準備中ですが、懇親会を含め多数の御参加をお待ちしています。
〇第３１回通常総会　１３：３０～１４：３０
〇協会賞表彰式　１４：３０～１４：４５
〇特別講演会　１５：０５～１６：０５
　　　　経済産業省製造産業局　糟谷敏秀局長「我が国産業が目指す姿～connected industriesについて～」
〇懇親会　１６:１０～１７：３０

（最近の話題）
○2017年4月、東京工科大学内にCMCセンター（所長：香川　豊　前東京大学教授）が新設されました。
○アップルジャパン様がJFCA会員に入会されました。ユーザ企業の入会は大変嬉しいことで、セラミックスの新しい出口（アプリケーション）を期待します。
○最近発表された米国市場レポートは、Advanced Ceramics Market worth 10.41 Billion USD （11.45兆円）by 2021で、セラミックス市場は年率6.5％増、市場規模はエレクトロニクス、伸率は医療分野が最大と分析しています。