(ASEAN Ceramics展)
今月の月報で紹介しましたASEAN Ceramics展の出張報告を御参考に添付します(会員専用HPにもアップ)。ASEAN自体のファインセラミックス技術力はまだ高くありませんが、ポテンシャルは確実に向上。展示会は、名刺交換→資料送付→顧客訪問と新しいビジネスが始まる第一歩です。
JFCA会員企業の西村陶業(京都)様は、今年4月、60年の歴史あるハノーバーメッセ展への出展、欧州企業との交流(9月)を記した「ヨーロッパ訪問記」は大変興味ある内容です。是非、御一読下さい。
http://www.nishimuratougyou.co.jp/
(米国セラミックス学会会長との会食)
先月末、国際会議出席のため来日した前米国セラミックス学会会長(NASA)と企画会議委員との会食。印象に残ったメッセージは、「Change」と「India」の二文字。会長が言うには、昨日・今日・明日が違うという認識を持ち、日本はもっとChange&Challengeしないと危ないというものでした。最近の米国ヤッフーの身売りや米国トイザラスの倒産危機等の記事を見ると、時間軸・空間軸は大きく変化、自己軸の変化が強く求められる時代です。また、アジアのポテンシャルアップ、特に、Indiaのセラミックス技術を高く評価し、日本のパートナーとなりうるとのこと。確かに、日本の高機能セラミックス展、米国のCeramics EXPO展で複数のインド企業が出展。
(関西高機能セラミックス展)
今月は、9/20日(水)から9/23日(金)、大阪・インテックスで開催の高機能素材ワールド展・高機能セラミックス展が開催、展示会と並行して次の6名の講師を迎えてコーティングの専門技術セミナー(無料)を毎日開催します。2020年には1兆円と予測されるグローバル市場、日本は市場規模で大きく遅れ、世界ベスト20企業には、JFCA会員のトーカロ様の1社のみ。win-winのコーティングをもっと知る大変良い機会で、数多くの皆様の参加を歓迎します。
<専門技術セミナー>
9月20日(水)
〇グローバルコーティング市場の動向と戦略
冨田賢時 日本ファインセラミックス協会上席研究員
〇分子設計された有機無機ハイブリッド材料とセラミックスコーティングへの応用
合田英生 荒川化学工業 主任研究員
9月21日(木)
〇AD法の次世代蓄電池分野への応用と展開
秋本順二 産総研先進コーティング技術研究センター チーム長
〇多様な光プロセスを用いたセラミック薄膜合成と応用
土屋哲男 産総研先進コーティング技術研究センター 副センター長
9月22日(金)
〇表面活性化接合の動向と展開
須賀唯知 東京大学大学院 教授
〇生体組織修復のための材料表面改質技術
大槻主税 名古屋大学大学院 教授
https://reed-speaker.jp/Conference/201709/kansai/material/top/?id=CERA
(お知らせ)
・来る10月13日(金)、JFCC様は「FCシンポジウム2017」として『環境とエネルギー ~課題と将来展望~』を開催。各専門分野で著名な先生方から今後の課題や将来展望について分かり易く解説。
http://www.jfcc.or.jp/26_event/#17simpo