(CMC国際会議)
昨年実施のRoadmap2050日米欧アンケート調査で米国の最大の関心は素材革新のCMCであったが変化はない。米国の空軍研究所のひとりはCMCをゲームチェンジと言う、また、CMCのアプリケーションは航空機エンジンに留まらず自動車、発電、原子力、防衛とかなり幅広く捉えている。CMCに関して繊維を除いて日米の研究者層の格差は大きく、添付ファイルのように米国の底力を感じた。今回の会議に出席して、能天気(easy-going)に考えると大きな後れを引き起こし兼ねないというのが印象です。
また、滞在中にJFCAの米国パートナーであるUSACA(米国先進セラミックス協会)と事務局会議をもちアップデイトの意見交換を行ったので、併せて読んで頂きたい。11月のUSACA理事会資料は、会員専用HPにアップ。
(中国、小米のスマフォ)
今年9月に発表された中国・小米(シャオミー)のオールセラミックユニボディのスマフォを11月11日に中国で発売開始。内側も外側もセラミックス電子部品とセラミックスボディーに覆われたスマフォ、日本円換算で約8万円のプレミアモデル。質感が全く違う機種を早く日本でも見たいものです。中国のアップルと言われる小米、今年第3四半期(7~9月)のインドの携帯電話市場の23.5%を占め、トップブランドとなった。今は昔、日本ブランドは京セラ、ソニーの2社のみで隔世の感を禁じ得ません。
日本でも話題の2020年スタートの5G(次世代移動通信)、中国は2018年から大規模な5Gの屋外試験運用を開始、2020年にも全国で商業運用する計画です(人民日報日本語版、11/15日)。まさに中国は”Fast eats Slow“と”Big eats Small“の両刀使いです。