第3回関西高機能セラミックス展が5/9(水)~11(金)にインテックス大阪で開催されました。JFCAは主催者であるリードエグジビションジャパンの共催者として一昨年の第1回から協力をしています。東京で行われる高機能セラミックス展に比較してやや小規模ですが、同じ関西高機能素材Week内の高機能プラスチック展、高機能金属展、高機能フィルム展、関西接着・接合EXPO、新規開催のコーティング大阪、さらには、同時に開催された関西農業ワールドも同時に訪れることが可能です。
クアーズテック、浅田鉄工、トリオセラミックスなど、原料・製品・加工・生産設備・評価機器関連の企業と産総研・JFCCが出展し、外国企業もブースを構えました。また、今回の特徴としてアカデミック展示として、豊橋科学技術大学、高知工科大学、岐阜県セラミックス研究所など12大学・機関の展示が行われました。
また、展示会場内では、高機能セラミックス展専門技術セミナーとして、横浜国大多々見教授による「スラリー、成形体、焼結体内部構造のリアルタイム3次元OCT観察」をはじめ、成形技術・評価技術・応用展開など6件のセミナーが開かれ、多くの方々にご参加いただきました。
JFCAのブースでは、ファインセラミックスが社会でどのように使用されているかをアピールするために、エレクトロニクス・車載・環境・ライフスタイルの各分野別のファインセラミックス応用製品例を展示するとともに、JFCAの活動概要・産業動向・調査研究活動を紹介いたしました。また、FC Roadmap2050からモビリティ分野のロードマップを拡大して展示しました。
入場者数は関西高機能素材Weekとして3日間で24,000人を超え、昨年度の約12,600人の倍と大きな関心があることが伺えました。
本展示会の特徴として、各業界の研究・開発・製造担当者との間で活発な情報交換が行えるだけでなく、高機能素材ワールドの他の高機能材料と競い合い、さらなるビジネスの拡大が可能です。JFCAもファインセラミックスの情報を幅広く発信する取り組みを続けてまいります。