早いもので、今年も残すところ一週間となりました。皆様の2019年はどんな年だったでしょうか。恒例の今年のJFCA十大ニュースです。
1.尾堂会長、山口副会長、吉高副会長の新体制が発足
5月の総会で。2期4年務めた室町会長(東芝)、村田副会長(村田)、大川副会長(日特)から尾堂会長(日特)、山口副会長(京セラ)、吉高副会長(デンカ)の新体制が発足。JFCA経営基盤強化、設立30周年事業に御尽力された室町体制に大感謝。
2.ファインセラミックス生産額、過去最高の3.2兆円を記録
JFCA産業動向調査委員会は、2018年度のファインセラミックス生産額は、過去最高の3.2兆円(対前年度比7.3%増)を記録と発表。セラミックス産業は。押しも押されもせぬ3兆円産業へ成長。
3.会員企業数が100社を超え、HPを一新
ユーザ企業の入会が増加しJFCA会員数が100社を超え、川上から川下までセッラミックスファミリーのサプライチェーンが拡大。また、8月、会員とのtwo wayコミュニケーションを強化すべく、より見やすいホームページに一新。
4.オプトセラミックス研究会の発足
8月、セラミックスの新市場に向けたオプトセラミックス研究会が26社で発足。オプトセラミックス分野の研究開発を強化するため、国家プロジェクト提案を議論。
5.国際標準開発で大臣表彰と委員長交代
10月、伊吹山標準化委員長(デンカ)が、長年の功績に鑑み経済産業大臣賞(産業標準化)を受賞。また、10年以上に渡りISO国内委員長を務めたTC206植松委員長(長岡技大名誉教授)、TC150堤委員長(京大名誉教授)が、TC206多々見委員長(横浜国大教授)、TC150菊池委員長(NIMS)へ世代交替。
6.スーパー信頼性に関する調査研究
セラミックスの利用拡大にともない、市場からの高信頼性の確保に向けた高信頼性戦略策定委員会(機械システム振興協会受託)を発足。委員会は、大司米国セラミックス学会会長(産総研)、大学、会員企業委員で構成し、企業ヒアリングを通じて今後の戦略提言を議論。
7.ADCAL(先進コーティングアライアンス)
展示会、セミナー、見学会(東北大学、アップル、KOA)に加え、10月、学会事業の国内外から1,700名が参加したPACRIM2019(沖縄)に協賛し、歓迎会で国際コーティングセッションを支援。また、高機能セラミックス展(東京、大阪)では産総研先進コーティングセンターのブースに出展。会員企業数43社。
8.CMCコンソーシアム(CMC)
高機能セラミックス展(大阪、東京)に東京工科大学、JSTとともに出展。12月の展示会では第2回CMCシンポジウム(幕張メッセ)を開催し、CMC研究開発の理解促進。第2回CMC合宿セミナー(JFCC)、見学会(三菱重工、防衛施設庁千歳試験場、IHI)も好評。会員企業数23社。
9.欧米へ調査団の派遣
5月のCeramics EXPO展(クリーブランド)に併せて米国調査団を派遣し、米国空軍研究所(デイトン)、オハイオ州立大学セラミックス研究所(コロンバス)を訪問。10月のCMC国際会議(ボルドー)に併せて欧州調査団を派遣し、欧州セラミックスセンター(PEC)、欧州企業5社を訪問し欧米企業と交流。また、PECは12月の高機能セラミックス展に出展。
10.中国セラミックス研究の調査
中国のファインセラミックス産業を俯瞰的に分析し、現状の中国国家戦略との関わり方、産業界の位置付け、主要な企業、研究機関を調査。7月、イノベーションセミナーで報告するとともに、報告書(157頁)を会員企業へ配布。
会員企業の繁栄はJFCA事務局13名の喜びです。皆様、良いお年をお迎え下さい。