(一社)日本ファインセラミックス協会(JFCA)では、ファインセラミックス国際標準化推進協議会(JFIS)を通じて、ISO/TC206(ファインセラミックス)、ISO/TC150(外科用インプラント)の国際標準を提案、制定、見直し等国際標準開発を推進しております。今回、2020年1月29日に2019年度の標準化講演会を開催しました。
矢野専務理事のあいさつの後、『ルール形成に向けた戦略的な国際標準の活用』題して、経済産業省 国際標準課 統括基準認証推進官 高田元樹様より、企業が標準化に取り組み意義や先進的な取り組み事例などをご講演頂きました。引き続きISO/TC206関連で、委員会マネージャーの阪口修司様(産業技術総合研究所)より国際標準化の状況を、東海大学 竹下透様より本年度NP提案された『光触媒・屋内LED照明環境用試験光源』の状況を説明頂きました。休憩を挟んで京セラ株式会社 メディカル事業部 副事業部長 上野勝様より、『京セラの国際標準化戦略』と題して同社が取り組まれている標準化を活用しての事例等を紹介頂きました。またISO/TC150関連で、国内審議委員長の堤定美様(京都大学・金沢工大)、ISO/TC150/SC7委員会マネージャーの中岡竜介様(国立医薬品食品衛生研究所)、日本医療機器テクノロジー協会 浦冨恵輔様より国際標準化の状況を説明頂きました。
講演会後は、JFCAの会議室にて高田統括基準認証推進官をはじめ講師の方を交えてフリーディスカッションを実施しました。講演では聞けなかったより深い話、苦労されている話を理解できる場になりました。
最後になりますが、講師の方々、ご参加いただいた皆様に感謝申し上げます。