コロナ禍による静かなGWは如何でしたでしょうか。連日マスコミのセンセーショナルな報道、New York Timesの各国別コロナ分析の報道、人民日報日本語版の世界で活躍する中国医療チームの報道等、報道の世界もイロイロ。感染者数でみるとアジアで始まり、欧米へ広がり、最近はロシア、南米、そしてアフリカへ拡大中。また、米国MIT共同設立のシンガポール工科設計大学は、公開データに基づくAI国別コロナ理論収束予測(Predictive Monitoring of COVID-19, 5/4日現在)では、世界の完全収束日は2020年12月20日、日本は8月30日、米国は10月10日。収束度97%予測では日本は5月20日、ドイツは5月29日、米国は6月18日など。今回のコロナ禍はグローバル化とは何か、人権とは何かを再認識させてくれます。
さて、先月20日の経済産業省HPに、産業標準化大臣賞受賞のJFCA標準化委員会長伊吹山正浩氏(デンカ)のインタビューが紹介。良く言われる「技術で勝って、ルールで負ける日本」、再度、国際標準を見直す機会でした。また、経済産業省応募の今年度国際標準調査研究は、先月採択(パワエレ、SOFC、GaN、白色LED、薄膜反射率、バイオ)。次は夏に向けた国プロ応募の採択期待です。また、27日経済産業省、文部科学省の両省事務局の「マテリアル革新力強化に向けた検討会」がスタート、韓国は先月1日、「素材・部品・装備産業の競争力強化法」を施行、中国は「Made in China 2025」で材料は10大重点分野、米国のNational Critical Technologies Listの材料と「材料を制するは技術を制する」で、セラミックス材料への期待大です。
今月は理事会、総会は書面審議、懇親会は中止。米国調査団、展示会、見学会等のイベントは全て延期。HPの「年間スケジュール表」で確定の日程を閲覧出来ます。なお、総会後の特別講演「デジタル化・米中摩擦時代のものづくり戦略」(東大ものづくり研・藤本教授)は、別の機会に企画致します。
新しい試みとして、6月2日 JFCA Webセミナー(5Gの現状及びbeyond5G,6Gの動向)を開催(すでにメールで案内中)、会員の皆様の多くの応募をお待ちしています。
会員の皆様には、在宅勤務の方もいると察しますが運動不足にお気を付けて下さい。また、ウイルス感染には自己免疫力アップが最後の砦です。