7月31日に2020年度JFCA第2回イブニングセミナーをWEB開催し、200人を超える方に視聴頂きました。
堀部氏は、kHzからTHzの領域に至る広周波数帯域における計測技術と計量標準の研究開発を担当されており、材料の誘電率等の電磁波特性評価技術(~ 330GHz)や、電磁波吸収材料、平面回路、アクティブデバイスなどの計測および設計の技術研究開発に取り組まれています。さらに応用として、電磁波計測技術に基づく非接触・非破壊センシング技術の研究も進めておられます。
今回はJFCA webセミナーにお招きし、電磁波センシング分野における農作物、飲料中の水分や糖度、食品中の異物を非接触で計測する技術、6G向けの材料特性評価、回路計測技術についてご報告頂きました。アンケートでは、“高度な内容を分かりやする説明頂けた”、“6Gの方向性と測定技術を理解できた”などの回答を頂け、今回の企画が会員の方にお役に立つことが出来た安堵しております。
また今回2回目のWEBでのセミナーでしたので、接続できないなどの大きなトラブルは無かった(少なくとも事務局には聞こえてこなかった)こと、“スムーズな運営が出来ている”とのアンケート結果を頂けた一方で、聞き取りづらいところがあった、懇親を深める場が欲しいなど、今後改善すべき課題も見えてきました。
今後、ファインセラミックス業界の活動に有益となる情報を更に多く提供できるようにしていきますので、引き続きよろしくお願いいたします。