9月25日に2020年度JFCA第4回イブニングセミナーをWEB開催し、40名を超える方に視聴頂きました。
小林先生は、カナダ・マギル大学博士課程修了後、カナダ国立研究評議会産業材料機構研究員を経て2012年から熊本大学准教授へご就任され、更に2019年に設立された熊本大学発ベンチャー「株式会社CAST」では、開発された圧電材料をキー材料としてご活用されております。専門は圧電材料とその応用で、関連して超音波データ解析、品質管理、走査型電子顕微鏡、Ⅹ線回折、熱分析法等にも精通されておられます。
ご講演では、研究されているゾルゲルをスプレーコートで成形した“ゾルゲル複合体”の特性評価結果とその応用について報告頂きました。応用では高耐熱の特性を生かしてのセンシングや医療応用に関して有効性が見込め引き続き探索をされていくとの事でした。また大学発ベンチャーを起こされた経緯に関して伺ったところ、“懇親会の場で情報交換して盛り上がり、企業を興すことになった“とのご発言は、積極的に行動されている小林先生らしさを象徴する言葉と感じました。
WEBでのセミナーも今回で4回目になり、安定して開催できるようになってきました。一方、小林先生がお話しされたように、懇親会の場では盛り上がることができ、次につながることもあるかと感じており、今後少しでも早く、対面での講演会も含めた開催ができるよう祈っております。