10月27日に2020年度日本ファインセラミックス協会第5回イブニングセミナーをWEB開催し、170人を超える方に視聴頂きました。
三宅敏広氏は1991年株式会社デンソーに入社され、プリント配線板および接続技術開発に従事、現在は基盤ハードウェア開発部にて車載実装技術戦略企画および開発に従事されています。また教育、普及活動として、一般社団法人エレクトロニクス実装学会では、常任理事、カーエレクトロニクス研究会主査をご担当され、更に車載エレクトロニクス実装研究所の代表として、車載機器関連商品専門コンサルティングにも積極的に携わられています。
ご講演では、将来自動車の大きな4つのキーワード(CASE)、コネクテッド、自動運転(AD)・高度運転支援システム(ADAS)、シェアリング&サービス、および 電動化の方向について実装技術を中心にご紹介頂きました。コネクテッドでは広帯域・狭帯域の通信を統合した通信モジュールの開発事例を、AD・ADASではミリ波レーダー、LiDERのセンシング機器の開発事例を紹介頂きました。また電動化に関しては、ハイブリット車の電源パワートレインの車両運動制御機器(EPU)やパワーコントロールユニット(PCU)を中心に紹介頂き、特にPCUではSiC採用による小型化の実装例としてDBU基板を用いた実装構造例を紹介頂きました。
WEBでのセミナーも今回で5回目を無事終えることが出来ました。引き続き、会員の皆様の今後の活動に役立つセミナーを実施していきたいと考えております。