第5回 高機能セラミックス展が12/2(水)~4(金)に幕張メッセで開催されました。
JFCAは共催者として第1回から協力をしています。本展示会は高機能素材Week内での開催で、高機能プラスチック展、高機能金属展、高機能フィルム展等が同時開催されました。
高機能セラミックス展には、浅田工業、イビデン、島津産機システムズ、第一稀元素化学工業、デンカ、東ソー、トリオセラミックス、トーカロ、パイロットコーポレーション、MARUKAなど製品・加工・生産設備・評価機器関連の企業とJFCAと協力関係にある産業技術総合研究所(パネル展示のみ)、ファインセラミックスセンター(JFCC)、日本セラミックス協会が出展しました。
展示会場内では、高機能セラミックス展 特別講演として、経済産業省 素材産業課 革新素材室長 村上貴将 氏による「ファインセラミックス産業の今後の展望とマテリアル戦略の検討状況について」が、専門技術セミナーとして、米国セラミックス学会 会長(2019-2020)大司達樹 氏による「米国のセラミックス研究動向 -日本のセラミックス研究の強みと弱み-」、京セラ(株)岸野哲也 氏による「5G、Beyond5Gを支えるセラミックス電子部品の最新技術動向」、(一財)日本自動車研究所 谷川浩 氏による「自動運転の実用化に向けた取組みの動向」が行われました。
またCMC関連では第3回CMCシンポジウムとして、東京工科大学 香川豊 氏による「CMCの信頼性評価国際共同研究プログラムの紹介」、Rolls-Royce Materials and Process Specialist Dr.Stephen Harris氏による「Ceramic Matrix Composites: The Challenges of Development and Technology Insertion」、日本航空機エンジン協会 陶山修二 氏による「民間航空機用エンジンの開発動向~過去・現在・未来~」、NEDO松下智子 氏による「NEDOにおけるCMC開発の取り組み」が行われました。
JFCAのブースでは、JFCAで作成した動画(JFCAの紹介編、セラミックスが語る未来篇、セラミックス業界へのリクルート編)を今回初めて放映しました。またファインセラミックスの製品例として、エレクトロニクス・環境・医療・光学の各分野別の製品を展示しました。活動紹介として、テクノフェスタ、見学会、セミナー開催等の活動や産業動向調査や調査研究活動、FC Roadmap2050、JFCAの技術振興賞や地域賞受賞等の表彰活動の紹介に加え、産業技術総合研究所と共同実施している先進コーティングアライアンス(ADCAL)の紹介も実施しました。また今回も共同でCMC関連のブースを設けました。東京工科大学CMCセンター、内閣府SIP(科学技術振興機構)とCMCコンソーシアムが共同で出展したものです。
参加しにくい環境下で訪問者も多くはありませんでしたが、興味をもって訪問頂いた方に、丁寧な説明ができたことは収穫でした。