3月は、卒業、人事異動や引越しで別れの涙もあります。最近、東京では急にぽかぽか陽気の気候となり桜の開花も間近です。気になるのはワクチンとコロナの終息とともに、先月のNewsweek「ポストコロナは日本の独り負け?」です。ファクスに拘る保健所、報告漏れや重複計上の行政機関にみるIT化に背負を向けた姿勢の中で、本当に遅まきながらデジタル庁が新設されました。
日本初の電話は1890年、携帯電話は1999年とこの間100年、その後20年で電話は飛躍的に進化し、固定電話を知らない新入社員もでてきました。経済産業省のDXレポート「2025年の崖、克服とDXの本格的な展開(2018年9月)」は、デジタル化を真正面から取り組まないまま時間が経過した現状に警告を鳴らしています。慌てて、私も「大人用ITリテラシーテスト」をネットで受験しました。皆様、是非、お試し下さい。
さて、先月は大半の受託事業に係る調査研究委員会が終了し、これから報告書の提出、確定検査と続きます。また、25日開催のJFCA/CMCコンソーシアム合同セミナー(CMC/SiC繊維)は、次の新材料と言うこともあり多くの会員企業の参加を得ました。ありがとうございました。
また、委員会、セミナーのほか、先月発行されたADCALの「世界の先進セラミックコーティング市場、2025年までの予測」は、2025年1.2兆円市場(成長率7.2%)とし、有機コーティングでは実現できない高い高温強度、耐摩耗性、耐薬品性等のセラミックスがもつwin-winの特性をレポートしました(担当部長:福島)。また、CMCコンソーシアムの「高温複合材料 グローバル市場の軌跡と分析」は、2026年6.4兆円(有機・無機複合材)市場とし、航空宇宙部品とシステムの軽量化が市場を牽引、高温複合材料によるエネルギー貯蔵の大変革を予測しています(担当部長:寺園)。
さて、今月は2日に運営委員会、9日に1年振りの対面/webの理事会(2021年度業務計画)、第3回Roadmap 2050編纂委員会(第1次案作成)を開催します。詳細は、HPの年間スケジュールをご参照ください。
また、シミュレーションスクールは、今月から、産業界のシミュレーション導入例の講義(事例研究)に入ります。まず、日本製鉄、4月はブリヂストンと続きますので御期待下さい。DXがより身近になることを期待します。
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