6月22日に第7回 日本ファインセラミックス協会シミュレーションスクール(WEB)が開催され90名以上の方が聴講されました。
酒井先生は、2006年3月に東京大学大学院工学系研究科博士課程修了後、2007年東京大学大学院工学研究科・助教を経て現在に至ります。先生は、主に粉体および混相流の数値シミュレーション技術の開発に従事され、代表著書に『粉体の数値シミュレーション(丸善出版)』があります。
第7回では、離散要素法(DEM: Discrete Element Method)を用いた粉体および混相流の数値シミュレーションについて計算手法とその産業応用について、ご講演いただきました。計算手法については、酒井先生らのグループが開発された、①符号付距離関数による任意形状壁モデルと②DEM粗視化モデル③固気液三相流モデルについてご説明いただきました。さらにこれらの応用として産業界での活用事例について動画を多用し解り易くご紹介頂き、混合条件等のこれまで経験、感覚で決めていたことが計算によって導き出せるようになっていることを今回のご講演で知ることができました。
本スクールは1回/月のペースで1年間開催いたします。皆様のご参加をお待ちしております。
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