10月15日に、フェーズフィールド法とそれを用いた焼結モデルについて、京都工芸繊維大学 教授の高木先生を講師にお迎えし、オンラインにて第11回シミュレーションスクールを開催いたしました。
ご講演内容は、メゾスケール材料組織予測法として最も強力なフェーズフィールド法に関し、高木先生が取り組まれたフェーズフィールドシミュレーションに関する様々な研究のご紹介、次いで、フェーズフィールド法の基本モデルのご説明、そして、最後に現在、取り組まれている焼結のフェーズフィールドモデルをご紹介頂きました。
特にフェーズフィールド法による界面移動は、反応拡散方程式に帰着するフェーズフィールド方程式を解くことで表現されるとし、複雑なモデルの基本中の基本ということで、多くの時間を割き、詳細にご説明頂いきました。また、固相焼結におけるモデルでは、固体剛体運動の影響を考慮するとより良い表現ができることをご紹介頂き、今後の発展に大きな期待が感じられました。
焼結シミュレーションにご興味のある方は、ぜひ、先生にご一報ください。
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