ファインセラミックスの注目分野について理解や議論を深めていただくために、
2021年度 第8回 FC(ファインセラミックス)セミナーを開催いたします。
今回は、日本ガイシ株式会社
研究開発本部 NCMプロジェクト
グループマネージャー 谷島 健二 様をお招きして
「CO2分離膜の開発状況について」というタイトルで、
オンライン(ライブ配信)でご講演いただきます。
<講演内容>
日本ガイシでは、1ナノメートル以下の細孔径を有するサブナノセラミック膜の開発を進めています。DDRゼオライト膜は約0.4ナノメートルの均一な細孔を有し、CO2等の小さなガスとメタン等の大きなガスとを効率よく分離できます。現在、CO2-EOR(石油増産回収)用途や天然ガス精製用途への適用を目指しており、高濃度CO2の回収やメタン精製時のコストダウンに貢献できると考えています。
本セミナーでは、日本ガイシで開発に取り組んでいるサブナノセラミック膜の簡単なご紹介をさせて頂くとともに、商業化に適した大型モノリス形状のCO2分離用DDRゼオライト膜の開発状況について講演いたします。
<講演者プロフィール>
•2001年 東北大学大学院工学研究科材料化学専攻修士課程修了
•2001年 日本ガイシ(株)入社