非営利・一般財団法人 ファインセラミックスセンターよりご案内です。
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JFCCの最先端の研究開発の取り組みをご紹介する先端技術セミナーをWebにて開催いたします。
「GX時代のマテリアル戦略を支える新材料開発と先端解析技術」をテーマに2件の講演を行います。ぜひご参加ください。
【日 時】2023年10月19日(木)13時30分~15時
【配 信 方 法】Teamsで配信
【参 加 費】無料(要事前登録)
【定 員】300名(先着順)
【プログラム】各講演30分、質疑10分
講演1 多光子励起顕微鏡の原理と材料中の結晶欠陥の非破壊3次元分布評価例
材料技術研究所 特任主幹研究員 石川 由加里
発表概要:多光子励起顕微鏡は脳内神経細胞等を3次元で観察するために生物の分野で発達した観察方法です。この顕微鏡を無機材料の観察技術に適用することで、これまで透過電子顕微鏡等でないと検出の難しかった転位や積層欠陥と言った小さな欠陥であっても非破壊で3次元分布が観察できることがわかって来ました。
今回は、多光子励起顕微鏡の原理の紹介に加え、結晶中での転位の3次元分布の観察事例を紹介します。
講演2 透過型電子顕微鏡観察のための大気非暴露による試料調整と観察の実例
ナノ構造研究所 主任研究員 小林 俊介
発表概要:電池材料、準安定物質などの材料では、大気中の水分、酸素や二酸化炭素などと反応し、本来の構造が変質します。大気中で変質する材料において、本質的な結晶構造や組織を電子顕微鏡を用いて観察を行うためには、大気に晒すことなく試料調整を行う必要があります。
今回は、大気非暴露条件での試料調整から電子顕微鏡観察までの実例を紹介いたします。
【申込〆切】10月16日(月)
【申込方法】下記JFCCのHPよりお申し込みください。
以上