近年、インフラストラクチャーの老朽化に伴うメンテナンスコストの増大から材料自身に損傷が生じても自ら修復・治癒する、または簡易な処理を施すことで修復・治癒される機能を付与した自己治癒材料が注目されています。本講習会では、「自己治癒材料とは何か?」という概念的解説から、実際の実用化例である自己治癒アスファルトの紹介、金属およびセラミックスにおける自己治癒材料のトピックおよび自己治癒材料におけるバーチャルテストの実例など、自己治癒材料における重要トピックを5名の講師により、「材料への治癒・修復機能付与」と題してオンラインにて開催いたします。本シリーズ講習会は日本機械学会機械材料・材料加工部門と計算力学部門の合同企画によりスタートしましたが、今回より材料力学部門とも共催とし、講習会題目も「機械材料・材料加工のシミュレーション・計測と力学」と刷新させていただきました。3部門の共催とすることでより幅広いご要望に応えられるものと信じております。幅広い分野の研究者、技術者ならびにマネージャーの方々のご参加をお待ちいたします。なお、各講演のハンドアウト資料には、講師のコンタクトアドレスが記されていますので、講習会後に個別にコンタクトいただくことが可能です。
日時 2024年6月18日(火) 13:00 – 17:30
会場 オンライン開催(Zoomを使用)
プログラムおよび題目・講師(肩書・役職は2023年1月のものです)
・開会挨拶(13:00-13:10)
機械材料・材料加工部門 部門長 大阪大学 松本 良 准教授
・自己治癒材料とは? ―分類と応用―(13:10-14:10)
横浜国立大学 中尾 航 教授
・自己治癒アスファルトの実施事例(14:15-15:15)
會澤高圧コンクリート株式会社 中村 聖二 様
・ステンレス鋼の疲労き裂治癒技術の開発(15:20-16:00)
早稲田大学 細井 厚志 教授
・耐熱性を有するSiC/Al2O3自己治癒セラミックスに関する最新研究成果(16:05-16:45)
物質・材料研究機構 長田 俊郎 主任研究員
・自己治癒セラミックスの設計に向けたバーチャルテスト(16:50-17:30)
横浜国立大学 尾崎 伸悟 教授
・閉会挨拶
工学院大学 柳迫 徹郎 准教授
定員 80名(申込先着順により定員になり次第締め切ります)
講習会詳細
聴講料(別途システム利用料220円がかかります。いずれも税込み)
日本機械学会正員、特別員、協賛学協会会員 12,000円
会員外 22,000円
学生員、協賛学協会学生員 2,500円
一般学生 4,500円
申込締切 2024年6月10日(月) 17時厳守
入金締切 2023年6月11日(火) 17時厳守
申込方法
準備ができ次第ご案内させていただきます。