先週末から急に東京都心は最低気温が20℃台になり、ようやく秋?を感じるようになってきました。100年前(1901~1920年)の平均値は26度を超えた日はなかったそうですが、今では1年間の1/4が30度を超える真夏日になり、毎月、過去最高を更新しています。そろそろ暑さに強い街に変えていく必要があり、ここでもセラミックスの出番と言いたいところです。現在、世界のファインセラミックス市場は、2025年に10兆円、2030年に14兆円と年平均成長率5.4%の予測で元気が続きます。
さて、先月はTC150(外科用インプラント)ベルリン総会、TC261(積層造形)英国コヴェントリー総会、TC206(ファインセラミックス)パリ総会と続き、また、各種セミナーや見学会、運営委員会(京セラ/鹿児島)と忙しい月でした。見学会は那珂フュージョン科学技術研究所を訪問し、花田磨砂也所長から頂いた「次世代エネルギー開発の要である核融合にはセラミックス技術は必須」との挨拶には大変勇気付けられました。核融合は今、世界各国で安全・クリーンな電源として期待を集める発電技術です。
今月も数多くの委員会、研究会、セミナーが開催されますので、HP(年間スケジュール)をご参照下さい。1日の第5回デジタルラボ研究会、1~2日の豊橋技術科学大学での2daysセミナー、4日から始まる東工大JFCA冠講座(全8回)、8日の第3回FCセミナー(セラミックスと水素)、10日のCMCコンソーシアムセミナー、24~25日の第37回FC関連団体連絡協議会(熊本)、25日の第1回厚労省AM造形国際標準化委員会、29~31日のCeramics
Japan(幕張メッセ)、30日のファインセラミックス標準化連絡協議会と続きます。セミナーは、自己研鑽や新しいアイデア発掘に繋がり、同時に会員交流(繋がる)場でもあります。毎回100名を超える参加者の大半はオンライン参加ですが、講師とのより良い関係構築にはface
to faceのコミュニケーションも大事です。対面参加ではセミナー後に講師との交流会も開催していますので宜しくお願い致します。
(安全保障関連技術コンソーシアムの発足)
9月25日、経済産業省及び防衛技術協会から講師を招き第1回セミナーを開催し、40名近い方が参加しました。コンソーシアム会員の年会費は正会員25万円(10月加入の場合今年度分は12.5万円)で、申し込みはHP https://www.jfca-net.or.jp/contents/view/4947からお願い致します。
(コンソーシアムの目的)
(1) 新市場(安全保障を含む)に係る国内外の情報の収集・調査・分析・共有
(2) 国内外の外部講師を招聘したセミナー、見学会の開催
(3) 新市場に係る調査研究
(4) 新市場に係る関連技術の研究開発・普及にかかわる政策提言
(5) その他
(Ceramics Japan展示会)
10月29~31日、千葉・幕張メッセでCeramics
Japanを開催。初日に米国セラミックス学会会長の講演と、恒例の出展者と来場者との交流会(無料)を開催します。皆様の参加をお待ちしています。
秋は行事が多く季節の変わり目ですので、体調管理にはお気を付け下さい。秋の夜空を見上げ限りなく広がる空間に思いを巡らせるのも良し、、10月1日は「日本酒の日(https://kampai-sake.jp/)」ですので、全国一斉日本酒で乾杯というのも良いかもしれません。日本の酒情報館(https://japansake.or.jp/JSScenter/)に足を運んでみると一層楽しみが増えると思います。
以上