先月の衆議院選挙を終え来週第103代総理大臣が選出されますが、歴代総理の平均任期は2年強です。一方、米国大統領の任期は1期4年で最長8年、ロシアは最長12年、中国は最長10年ですが習近平は3期目に突入。韓国は1期5年で再選なし。任期2年の短命総理(霞が関も2年交代)では将来の政策論争はどうしても希薄となり、変化より現状維持を求める結果にならざるを得ません。
米国に次ぐ世界第2位の経済大国だった過去はどこへやら、現在4位で来年にはインドと交代。世界競争力ランキングは1位から34位になり、技術大国日本(GII Index)指数は13位と日本は世界ランキングリストから取り残されています。記憶にあるジャパン・アズ・ナンバーワンは1974年出版本で50年前のこと。来年(2025年)は昭和の元号では昭和100年、そろそろ変化変革していかないと、山積みする喫緊の課題に対処できなくなるのではないでしょうか。
先月は、1泊2日の豊橋技大FC塾に始まり、月末のCeramic Japan展示会(幕張メッセ)まで行事が10を超え、大変密度の濃い月でした。また、展示会に合わせ米国セラミックス学会要人や海外企業の来訪が重なりましたが、リモートワークが浸透する中で人が集まることには意義があると実感しました。
今月も5日のセラミックス積層造形委員会、8日の見学会(中外炉工業 堺)、12日のFCセミナー(プロセスサイエンス)、27日の安全保障コンソーシアム見学会(陸上装備研究所)等、また表彰委員会/選考委員会、編集委員会、産業動向調査委員会が開催され、何かと忙しい月となります。詳しくはHP(年間スケジュール)を閲覧下さい。
(海外研修生の来日)
5日から15日までJFCA正会員の英国Lucideon社の若い研究者が来訪されます。短期間ですが日本と英国の文化やビジネスの共通点と違いを楽しみたいと考えています。14日(木)には、英国でのセラミックス事情についてJFCA内部での講演を予定していましたが、良い機会ですので会員の皆様にもオンラインで一緒に聴講できるよう企画しました。講演は英語、事前申し込み不要でご聴講いただけます。(会員専用ページ)ご関心の向きには是非ご参加ください。JFCA来訪時には、エドさんにも声をかけて頂けますと幸いです。
(11月15日はJFCA創立記念日:休日)
1986年11月15日、社団法人としてJFCAが発足し、2026年は創立40周年を迎えます。当時は日本語ワープロ、テレホンカード、ドラゴンクエスト、チェルノブイリ原発事故等の記事が世間を騒がせました。
秋も深まり、昔は読書やスポーツにいそしんでいましたが、最近は熱燗に変わりました。今年も残り2ケ月。昼より夜のほうが長い秋の夜長をエンジョイして下さい。
以上