新年明けましておめでとうございます。新しい年、2025年を迎え、本年も宜しくお願い致します。昨年末に発行した産業動向調査では2023年のセラミックス生産額は3.4兆円(実績値)、2024年のセラミックス生産額は過去最高の3.8兆円(対前年比10.3%増)という見込みを公表しています。海外市場調査機関のレポートでは、2025年から2030年の世界市場は3.2兆円増の14兆円を予測しファインセラミックス市場の拡大は続きます。
一方、最近の世界における日本経済の指標は芳しくありませんが、日本の高齢化率30%が大きく影響を与えています。生産人口自体でみれば決して海外と見劣りはしません。ただ、意思決定に時間がかかり過ぎ、先例はあるのか、エビデンスはあるのかなど一般解を求めすぎ中途半端な対応が日本の活力を削ぎ停滞を生むとの指摘があります。先例を逸脱しないと画期的な革新は生まれません。解には一般解、現実解、最適解、特別解等がありますが、今年は「一日一笑」を付録にしてチャレンジ解を目指しましょう。
年末は産学官講師による標準化講演会、3D積層造形研究会、デジタルラボ研究会セミナーと皆元気の出る議論と講師を囲んだ意見交換会が開催できて感謝でした。
今月は、7日に日中韓標準化事務局会議(釜山)、23日テクノフェスタ・新春懇親会、30日第5回 FCセミナー(6Gに向けたセラミックス複合材料開発)に加えて、受託事業の今年度最後の国際標準開発委員会が開催されます。詳細は、HP(年間スケジュール)を閲覧下さい。
(23日:テクノフェスタと新春懇親会)
600件以上の新聞記事から厳選した10社からの講演、産総研・村山副理事長の特別講演(AI、量子、半導体とセラミックス)、新春懇親会と続き、会員間の交流・ビジネス機会創出の場として数多くの会員企業からの参加をお待ちしています。
(上海展示会と研究所訪問)
2025年3月9日から12日まで、中国国際先進セラミックス展示会見学のほか、上海セラミックス研究所とファーウェイ上海研究開発センターを訪問します。当調査団への参加申し込み期限は2025年1月10日(金)、中国セラミックスを理解する参考になれば幸いです。(担当部長:小柳)
最近、インフルエンザや時々のコロナが出ており、皆様、体調にはご留意下さい。
以上